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人生時計

  2016年1月23日 小石川 深光寺

新しい年を迎えたと思ったら、早くも4週間が過ぎた。正月、松の内の頃までは異常とも言っていいほどの暖冬。都内の銀杏の街路樹はまだ黄色い葉を残している所もあったし、近くの公園では蝋梅だけでなく、白梅も紅梅もほころんでいた。晩秋と初春が重なって四季の彩りが危うい。地球の温暖化はもしかしたら恐るべき速度で進んでいるのかも知れない。と、思っていたら今度は突然の寒波。雪が降ってきた。それでも忘れていた冬の寒さを体感し、オー、冬があったのかとむしろホットする。ともあれ、季節は突然、新たな舞台を創りだしながら駆け足で進む。あー、こうして人生時計の針も刻々と。と、まあちょっと刹那的新年。 



人の命を時計の24時間制の時刻に例える場合、年齢をで3で割った数を時間として表す事があるらしい。例えば60歳ならば3で割って20時。すなわち24時まであと4時間、つまり余命4時間ということらしい。そして私の場合は70歳。時計の針はなんと23時20分前後を指す。残された時間はもう1時間もないということになる。してみれば、残された時間を密度濃く過ごし、悔いのないラスト40分を全うすべきなのであろう。
少なくともテレビのドタバタバライティ番組など見て無為に過ごす時間は残されていないはずだ。が、これらの番組を「まったくつまらん!」と心の中で批判しつつも、チャンネルはそのままに結構夢中で見ている矛盾の中の自分がいる。こうしてためらいの中にも時は過ぎる。走馬灯の様に。

我々世代の集まりの中では決まって「年々時間が経つのが早く、1日があっと過ぎ1年が瞬く間に過ぎる」との会話が頻出する。少なくとも「近頃、めっきり時間経つのが遅くてね、一日がなかなか終わらん」。なんて事を言う人はこの世代ではまだお目にかかることはない。この速度、何とかならないものか。



 2016年1月23日 小石川植物園より

或る心理学者によると、歳を取るにつれ時間が経つのを早く感じる理由は「周りの世界が見慣れたものになってくると脳が取り込む情報量は少なくて済み、時間が速く過ぎ去っていくように感じる」となるらしい。してみれば、逆に周りの世界を見慣れないものにしていけば、脳は新たな情報の処理に時間を要し、時間の経過速度は抑えられる、という事になる。
それを実証すべく新年に当たって何か新たな経験をし、見慣れない世界へ足を伸ばす事を模索してみた。しかし、いきなり見慣れない世界へ踏み出すには、残り時間ゆえにやはりその意義と成果の事が頭をよぎる。妥協点があるとすれば、現状を少しだけ変える事を模索する、と言う事にした。

それで小さな変化に挑戦した。いつもの散歩道のコースを川の土手を下流から上流へと方向を変えた。朝のコーヒータイムの前の筋トレにストレッチを加えた、睡眠の友をラジオからスマホのYou Tubeの落語に変えた、風景写真を絞り優先からシャッタースピード優先に変えてみた。



  2016年1月23日 小石川植物園 鳥はハラシロ

こうして4週間。果たして時間の経過感覚は遅くなったのか・・・、それがですねー、全く変わらんとです。あっという間に4週間が経った。それはきっと時間も22時を過ぎれば、見慣れた走馬灯は加速度をつけて減速もままならないのであろう。件の心理学者はその事を見逃している。きっと彼の人生時計まだ20時前で加速度の法則を見落とした。

しかし、何も悲観することはない。人生時計にもサッカーやラグビーよろしくアディショナルタイムがある。それはきっと見慣れぬ世界へ踏み入れる度に増え続けるに違いないのだ。そう思って今年も見慣れぬ新たな世界へ模索していきたい。何事もポジティブにね。

って事で、今年も徒然なるままに、このブログを綴って行きます。
 


 2016年1月18日 我が家の近くで


   写真展開催のお知らせ

今年も私が所属する写真クラブが写真展を開催します。
未熟な作品ではありますが、近くにお出での際は是非
お立ち寄りください。
写真展の開催要領は次の通りです。

1.名称:第16回写写塾写真展
  「自然と共に・・・」

2.開催期間:
 2016年2月12日(金)〜2月18日(木)
 10時から17時

 
3.開催場所:
  富士フォトギャラリー新宿 
  新宿区新宿1-10-13 太田紙興新宿ビル1F 
  地下鉄丸の内線新宿御苑前2番出口徒歩2分 
  URLhttp://www.prolab-create.jp/gallery/shinjuku/

*私の作品は2点でタイトルは「照る山もみじ」と
「悠久の棚」です。 
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