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棚田七変化 −カメラの眼−


 
     
年に一度の我々写真クラブの写真展が終わった。私の展示写真は上の2点。すでに以前にこの「どこかの細道」で掲載したことがあるものだ。この2点に関する写真展の評価は、紅葉の写真はわりと評判は良かったが、下の棚田の写真は「その道のプロ」達の厳しい批判の的ともなった。批判と言っても目くじらを立てられるほどのことではなく、微笑みながら、からかうごとく「これ細工したでしょう?」って感じの加工、着色「疑惑」である。なるほど私はプロでないが、もしこれが他人の写真だとすると、やはり同じ疑惑を抱いたに違いない。ここは冷静にこの写真の出来上がりの成り立ちについて思い出してみる事にする。

その前に、この棚田の場所と規模について。
この棚田は中国雲南省の元陽県一帯に広がる棚田である。日本の棚田ように一畦毎の大きさや形が統一されておらず、それが故にアートのような象形をなし、その広さと共に圧倒される。ここは一つの山だけにあるのではなく、一山越え、ふた山超えて、途方もなく広がっている。全て人力で作られた田は1200年前の唐の時代から面々と築き上げられたものらしい。海抜が1,200メートルから2,000メートルの間まで何と5,000段以上も続く。これを作り上げたのは雲南省の少数民族ハニ族である。稲作の起源は揚子江近辺のあまり高低差がない所であるから、川のないここの棚田は、環境に適応する必要に迫られ、高低差を利用した少数民族の知恵から生まれたものであったのだろう。

さて、この写真の棚田の無色の水である。水に着色しているわけではない。田植え前に水を張っただけの田んぼだ。そこに朝日や夕日が当たると水の色が様々に色に変化する。

日の出前、薄明かりの雲間に見える水面はまだ白い、




霧が晴れ、日が登る、水面が動く、朝日と絡む



雲間から差す日が畦に当たり水面に照り、水の繕いが始まる、
それは一瞬、




日が高くなり、雲間は消える
  

やがて太陽が昇り、水面は青い空を写す



そして日が暮れる



元陽棚田の一日は、気象条件によって様々な色の変化が生まれる。私はただ単にPLフィルター(偏光フィルター)を付け、モードをいろいろ動かしシャッタ−押しただけで決して出来上がりをパソコンで着色したりはしていない。それが多少見た目とは異なるにしても、少なくともカメラの眼を通して見た風景そのものなのだ。だから別に後日パソコンで人為的に着色したのではないかとの「偽装工作」とはちっと違う・・・・。
説明になったか? 
びっくり なってなくとも簡単ながら、これにて 怒り 。

   *** ご来場御礼 ***

前回のブログでも案内の通り、2月12日から18日まで我々写真クラブの写真展を開催しました。開催中の来場者は約550名とほぼ昨年と同じでした。多くの方々のご来場誠にありがとうございました。皆様の叱咤激励は今後の励みになります。ここに謹んで御礼申し上げる次第であります。

と言っても、私が個別に案内をしている方々を除いて、このブログを見て来てくれた人はゼロ人でした。(多分)さらに、当ブログの閲覧者は、ほとんどが私の知人、友人であり(多分)何もこのブログ上で改まって大仰に「ご来場御礼」を申し上げる必要もないのでありますがですね〜、そこはひとつ、自分自身のイベントを少しでも華やかに、そして形式ばって飾りたてて、いわば形を変えたこれこそホントの一つの完全なる「偽装工作」ってことでございましてですな〜。つまり、人間かくも弱く自己防衛・・・うんぬん、かんぬん・・・・。ま、つまり、これも一つの細道って事でございます。
ヤッタv


 






 
| 老真 | - | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
2016/02/27 5:45 PM posted by: 老真
OKAさん、ありがとうございます。来年は是非ご来場下さい。
2016/02/27 4:46 PM posted by: oka
さすがプロ(セミ?!?!)素晴らしいですよ。
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