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雲南シャングリラの旅(2) もう一つの景色

 今年のベストショット梅里雪山(6,740メートル)16年10月22日 

 

今回の雲南旅行では、数々の素晴らしくエキサイティングな光景に出会うことが出来ました。とりわけ、梅里雪山の日の出の神秘的な光景を始め、氷河展望台からの雄大な眺め、牧歌的なシャングリラ、チベット寺院松賛林寺の荘厳な佇まい等、十分に旅行の価値を実感することが出来ました。しかし、万事がすべてうまくいくはずもありません。この種の旅の常として、期待を裏切る光景や情景もいくつかありました。今回はちょっと失望遍です。

 

     2016年10月19日 麗江の夜景

 

失望の初めは麗江の街でした。もともと麗江は雲南・四川のお茶とチベットの馬を交換するいわゆる「茶馬街道」の拠点として宋代の初期から元代にかけて発展した古都なのです。つまり、今から700〜800年前の事。そこには素朴な人々の交歓の場が有ったに違いないのです。確かに郊外の高台から見下ろす黒レンガの家並みは、その時代を偲ばす景観です。しかし、その黒レンガの下の家々のほとんどすべてが、何らかの商いをする現代的なたたずまいで、ちょっとばかり厚化粧の、まるでどこかのテーマパークにでも来たような違和感に陥ります。さらに、夜のライトアップの時間ともなると、どこから集まるのか大勢の人々でごった返し、往時の情緒を偲ぶよすがは何もないのです。もっとも、私自身も観光客の一人として、その「大勢の人々」を構成しいる一人ではありますし、それを求めるのは外来者のわがままなのかも知れませんが・・・・・。

 

 

麗江には街中をこのような水路が方々にあります。

この洗濯場は一番上の区切りでで食べ物を、次は食器を

そして一番下では衣類や靴を、と使い分けています。

 

そしてもう一つ、今回のツアーで最もエキサイティングな行動の一つに玉龍雪山展望の4,506メートルの高地まで行く事がありました。それは、5年前の九塞溝への道で通った4,200メートルをしのぐ人生のの最高到達点であるはずでした。果たして古希を過ぎたこの身に、この高さに耐え得るかどうか一抹の不安が無いでもなかったのですが、好奇心の方がそれに勝り意気込んで臨もうとしたのです。所がなんと、旅行前に旅行社から知らせが有って、そこまで行くケーブルカーが保守点検のために運休。4,500メートルへの未知への体験は空振りに終わったのです。そして、今回のツアーの最高地点は4,294メートル、過去とほぼタイ記録にとどまったのです。

 

長江(揚子江)上流。メコン川、サルウイン川、との3江

併流場所。金沙江第1湾(オメガ商標に似ているから別名オメガ湾)

 

失望ついでにもう一つ。今度は自分自身の写真撮影技術です。この旅行に行く1か月前、写真塾のメンバーと乗鞍高原に撮影旅行に行き、そこで満天の星の撮影テストを行い、それなりの収穫はあったのです(10月の「どこかの秋に」に掲載)。そして徳欽のホテルの梅里雪山が臨める場所で、満天の星の撮影機会が有ったのです。ホテルで夕食後、私はちょっと専門家ぶって「星空撮影をしよう」と同行したMさんと、ツアーの中の唯一の若い女性Gさんとそのお母さん、同年輩のMIさん夫婦を誘ってホテルの屋上に上がって撮影をしました。長時間露光すれば梅里雪山の白い稜線の上に満天の星の輝きが写り、帰国後の写真コンテストの応募写真の最有力候補として、十分に手ごたえを感じるロケーションでした。

 

金沙江の虎跳渓。長江の中でも川幅が狭く

虎が飛び越えて渡ったという伝説がある。

 

ところがなぜか、30秒露光したはずの画面には何も映らないのです。乗鞍高原で映した手順どおりのはずですが、シャッターをマニュアルにしてもオートにしても、ケーブルリリースを付けても外しても、画面は真っ黒のまま。一緒に星空撮影に行ったメンバーには、それまでは、昼間に撮った写真を見せて、ちょっと得意げになっていた「私の専門性」が瓦解した瞬間でした。同部屋のMさんから「Gさんにいいとこ見せようとし過ぎて手順が空回りしてんじゃないの?」と揶揄されるばかりでした。

そして二日目の夜にも密かにリベンジを試みたのですが、やはり状況に変わりありません。どこか、肝心の何かの手順が飛んだのでしょう。写真コンテストへの出品も断念です。写真撮影の未熟さを痛感しつつ絶好のロケーションを前に、何だか大きな魚を取り逃がしたようで、ちょっと無念・・・・。


雲南省に住む各少数民族のデモンストレーション 玉龍雪山を臨む

屋外劇場。

 

・・・・とまあ、失望することも有ったけれど「人生バランス論」は私の人生訓。いい景色が見られたし、幸不幸、運不運、どこかでバランスしてこそ、精神に均衡が保たれる、と思っているのです。 ‐完- 。

 

   シャングリラでの民族ショー

 

後記−

今年ももう残る所5日。いつの間にか「雲南シャングリラの旅(1)」を書いて2か月近くが経ちました。本来ならもっと早く続編(2)を書こうと思っていたのですが、途中、パソコンが動かなくなってしまい、その回復に手間取っているうちに時も経ち、雲南の旅の思い出が少しづつ遠ざかって行ってしまいました。ともあれ、修復後のパソコンの壁紙としている梅里雪山の写真を見るにつけ、なんとか年内にと思い、漸く続編(2)に着手した次第であります。

 

シャングリアから松賛林寺に行く路線バスの中。プラスチックの箱は

料金箱。一律1元(15円)。乗客はこの中に料金を入れ、おつりが

必要な場合は自分で箱の中から取っていく。この間、運転手は全く

無関心。公共機関の中国の社会主義体制を垣間見る。


今年も1年間、拙いブログを覗いていただきありがとうございました。今年のブログ更新は9回、昨年は13回、一昨年は18回と漸減です。加齢による肉体的な衰えは全く感じないのですが、精神的な気力はどこかで衰退しているのかもしれません。来年はもっと頻度を上げ、せいぜ脳を刺激していきたいと思います。

では、よいお年をお迎えください!カメラ  バイバイ  

 

 

 

 

 

 

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